羽田空港の新進入航路(南風時)の危険性
2月29日国際航空運送協会(IATA)が国土交通省に対して、この羽田の進入角度は「世界の空港に例のない特別な操縦技術を求められる」危険な空港となるとして運用の停止を求めた。このことは、国土交通省が民主主義の手續と事前の説明責任を十全に果たしていないことを明らかにしている。無乗客による検証実験、概要の説明という航路変更のタイムテーブルが順番通りでなく逆に進行している。なぜ今34.5度を導き出したのがわからない。
進入方法は3.45度という急角度の進入のため、飛行場からの誘導による計器での進入ではなく、RNAVというGPSを使った航空機自身の操作が必要となるので今一つ信頼性に欠けるものである。この3.45度は在日米軍の支配する例の横田区域の高度制限を避けるためにそれに手を付けずに、安全性の方を度外視して(騒音が軽減されるなどの詭弁を使って)行われたものである。そこには、新滑走路の建設利権と、官僚の出世欲が関係しているように思える。
同日2月29日の報道で、JR羽田新線つまり羽田空港アクセス線が整備予定であると報じられた。羽田空港国際線駅が始発駅となり、舞浜駅直通のディズニーランド線、新宿を経由させる西山手ルート、東京駅を経由させる東山手ルートの三本である。日本国土のさらなる解放・改革政策である。羽田空港が新たな国際化のハブ空港になることに誰も反対できないという世論の「空気」から導かれたことがわかる。
いきなり営業運航をさせ様子をみるというのは一見すると気づかないトリックが存在する。後から日本国際化や経済活性化の話が、水戸黄門の印籠のように示されるとそれで国民は平身低頭、了解・納得してよいとなる問題ではない。上級公務員の4%を占めるサイコパスによる思考の「飛躍」があるからである。
世界一の危険を冒す乗客を乗せた実機による3.45度の進入の試み、GPSを使ったRNAVによる着陸、乗客への説明の欠如、東京副都心上空の低空飛行の強行など一連の行動には一見すると気づかない思考の「飛躍」が存在する。私見によれば、議会制民主主義の手続きと国民への十分な説明責任がどこかに飛んでしまっているのである。ここには一連の見込み捜査で暴走した検察と同様の昂りと驕りがある。100歩譲って、日本人は積極的にお上に生命と財産をなげうち、それを後に金銭で補償してもらうから良しとする考える国民であるとしても、そこにこの世を仮の世界と考えない外国人を巻き込んではいけないと思う。
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